僕はこうして日本語を勉強した

人生ガイド

14歳の頃に日本語を勉強し始めた

当時、高校でフランス語とドイツ語を勉強していた。イギリスの高校はそれぞれの専門があり、僕の学校は外国語専門だったので、2つの外国語を勉強することになっていた。たまたま当時のフランス語とドイツ語の先生が同じ人で、しかも日本に3年間住んでいたので日本語もできていた(ちなみに僕が知っている限りではヒンディー語、スペイン語、ドイツ語もペラペラだったという半端ない能力者)先生的には高校の専門が外国語だったので、学校の科目に日本語を追加したいという思いがあって、放課後の日本語サークルを作った。これは校長と交渉した結果で、とりあえず1年間試しにやってみようということになった。そして私と数人の同級生がそのサークルに誘われ、そこで初めて日本語と出会った。その「日本語と出会う」という出来事がどれほどぼくの人生にインパクトを与えるのかわからなかったが、今振り返ると何かの縁だったんだと思う。

1. Kanjibox

僕が使用した主なツールの1つはKanjiboxというアプリだった。Kanjiboxは語彙ドリルのアプリで、PC版とiPhoneのアプリ版があって、そのどちらも使っていたが、高校の時はiPhoneがなかったから主に高校のパソコンで使っていた。基本的に6つのモードがあり、日本語能力試験レベル1から5までのあとは「師範」という日本人でもわからない語彙が出てくるモードになる。このアプリの特徴は、独自に作成した語彙リストをアプリにインポートすることで、カスタマイズした語彙ドリルにできること。高校時代は毎朝早めに学校に行ってパソコンでドリルをやって、大学時代は公共交通機関に乗っているときはいつもこのアプリを使っていた。当時は今日のようにスマートフォンが進歩しておらず、キャリアのデータが無制限とかじゃなかったので、Kanjiboxのようなオフラインで使用できるアプリは魅力的だった。とりあえず、現代の高校生がtiktokやYouTubeを見まくっているのと同じように、ずっと語彙ドリルをしていた。

次は、先程の「カスタマイズされた語彙リスト」をどうやって作るかの説明に入っていこう!

Source: KanjiBox

2. Imiwa?

Imiwa はIOS用のオフライン和英辞書アプリだ。これは日本語を勉強し始めてからこの14年間で僕が使い続けている唯一の辞書アプリである。純粋にそれほど良い辞書アプリが他にないからだ。iPhoneで小説やブログとかを読んでいるときに、見たことのない単語があればコピーしてimiwaアプリを開けば、自動的にその単語の意味や英訳、それに例文全部が表示される!右上の★を押すとその単語を単語リストに保存することができ、独自の語彙リストが作れる。

そして、kanjiboxとimiwaが連携していて語彙リストをインポートすることが可能なので、自分が作った語彙リストの語彙ドリルができる!(csvファイルもインポートすることができます)当時、見たことがない単語が出たら必ずコピーしてimiwaアプリで調べるように意識していた。しばらくそうしていたら、調べないと罪悪感を感じてしまうようになっていて、いつの間にか常に非常に長い語彙リストができていた。

Source: Imiwa?

3. JLPT(日本語能力試験) 教科書

大学に入学して一回生の4月から4ヶ月間ぐらい日本に留学していたとき、これらの教科書を買った。語彙、リスニング、読書そして漢字に分けられている。リスニングの教科書は CD付きだったが、iPhoneにCDのデータを移すのは面倒だったのでリスニングの教科書だけは最終的に使わなかった。語彙と漢字の教科書は、例文がたくさんあるので優れており、語彙の文脈と使い方がわかりやすい。(時に自分なりに新しい単語を使ってみたら全然間違った文脈で使ってしまうこともありますよね)。 これは、kanjibox(および他の同様のアプリ)で作成した語彙がベースになって、語彙ドリルをやっていから、自分が作れる文章や理解ができる文章がさらに幅広くなった。正しい文脈で正しい単語を正確に使えるようになれば、自分の日本語能力はさらに際立つ!

残念ながら、これらの教科書は単なる本だけであって、KanjiBoxやFlashcards deluxe というアプリに追加するのはアナログで手入力するしかなかった。その一方で、教科書しかなかったからこそ、バスや電車でスマホではなく教科書をリュックに入れて読んだりしていた。それはまた新鮮だった。これらの教科書で勉強して、2014年の夏に初めてJLPT N1に合格した。漢字セクションでかなり完璧なスコアが得られたので、漢字の教科書はおすすめ!

Source: Mercari

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4. 日本語の授業・留学

オックスフォード大学では、ただ単に日本語を勉強するのではなく、英語で本を読んで日本語でレポートを書いたり、日本語の分厚い本を読んで英語でレポートを書いたりしていたので、頭の回転が全然違う。本当に幅広く勉強が出来て、今でこそ僕は決して使わないが、理解はできる言葉をたくさん学ぶ機会となった。
読書に関しては色々な本や教科書を読むことになっていたので、専門用語はどの分野においてもほぼ理解ができるようになったと言えるかな。オックスフォード大学の日本学の特徴は、ただ単に日本語を勉強するのではなく、英語で本を読んで日本語でレポートを書いたり、日本語の分厚い本を読んで英語でレポートを書いたりしていたので、頭の回転が全然違う。英語と日本語の切り替えのスピードが早い。

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5. YouTube/日本のテレビ番組

留学の良い点は、ほとんど何もしなくてもリスニングスキルが向上ができるところだ。しかし、僕の場合はイギリスに戻ったとき、自分で努力し、リスニングの練習をしないといけないことが必要であることがわかった。日本の番組やいくつかのブロガーのYouTubeチャンネルをよく見ており、お気に入りの1人は、ありえないぐらいの早口でしゃべるAri Keitaだった。最初に動画を見たときにはほとんど聞き取れなかったが、何百もの彼の動画を見ていたら、彼の早口がむしろゆっくりしたトーンに聞こえてきた!残念なことに、彼はYouTubeから完全に消えて数年ぐらいチャンネルを更新していない。

日本のお笑い番組もよく見ていた。テンポやペースが速いし、さまざまな方言やツッコミの文化があるのが、日々に勉強になっていた。まったく新しい方言や、普段は授業で聞かない言葉がめっちゃ出てくるから勉強になる。右のビデオは僕が一番好きなお笑い番組のシーン。これは面白すぎて何回もみても笑ってしまう。

YouTubeはうまく活用すれば日本に住んでいなくてもリスニングの勉強ができるし、日本のニュースなどにも触れることができる。

勉強ツールの紹介は以上!

 

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