オックスフォード大学に入学するプロセスはどんなん?

イギリス

まず、高校のセンター試験

イギリスの高校の制度は日本とちょっとちゃうねんけど、センター試験するって概念ぐらいは一緒や。日本の高校制度ってもともと第二世界大戦後のときに入ってきたアメリカの政府に作ったもんで、6−3−3の形になるんやけど、イギリスは6−4−2になっており、6までは小学校で、4−2が中高一貫のような感じが多いかな。この最後の2年は日本のセンター試験と同じ意味がして、この間に大学へ申し込んで、条件付きオッファーをもらって条件に満たせるように頑張る。

まー、そうやって前提がちょっとちゃうでってこと言うといてから俺の場合はどんな感じで入ったのかって話に入っとくか!正直なところで、日本のセンター試験の細かいとこはわからんねんけど、イギリスの場合は16歳からセンター試験を始めて、2年間にわたって勉強し、受験するわけやねん。普段、3か4科目を専門的に勉強することが多い。たまにもっとできている人は5科目までやってまう(俺からするともう1個の科目が無駄でかつ調子乗ってもてんちゃうかって思うてまう)。僕の場合は、日本語、数学、経済学と歴史をやっとった。もともとは歴史をやるつもり全くなかってんねんけど、社会学と日本語が被っていて、日本語を優先し、社会学の代わりに歴史を勉強ことにしてん。

ほな、申し込みはどんな感じなん?

申込内容は大学によって異なったりすんねんけど、オックスフォード大学の場合は以下ぐらいかな

  1. 成績(AS&A2の見込)
  2. 推薦状
  3. レポート×2つ
  4. 「意気込み」レポート

この成績は上に書いたとおり、ASの時の成績をそのまま出して、先生に見込みを書いてもらってそれも出す。推薦状は面白くて、日本と同じような感じかなと思うねんけど、自分のクラスの担当の先生が書いてくれるが普通になっている。その意味で行くと、毎年先生は30人分の推薦状を書かなあかんくて、ぶっちゃっけ言うたらあんま知らないやつや目立たないやつは適当に書くしかないと思うねんな。やから、うまく書いてくださるようにまず頑張ってちゃんと勉強せなあかんねんけど、その上先生を味方になってもらう必要もある。僕の場合は、オックスフォード大学に申し込みたいと思うとったから、1個上の先輩と相談した時に、クラス担当の先生レベルでは進まられへん可能性が高めやから、もうちょい上のレーヤーの先生に書いてもろた方が確実やと、いわれた。

まあ、今はどうなっているかようわからんけど、当時の僕の高校ってザー普通の学校であって、先生のレベルや授業の質がバラバラやったし、学生の中にヤンキーが普通に多かったし、学校の周辺は治安が悪かった(僕の地元でもあるんやけど)から、オックスフォード大学に入れないことが当然やった。やから先輩が言うてくれはったとおり、普通の推薦状やとじゃ無理やろうし、校内営業をする必要があるんちゃうっていわれてもそりゃそやなってとこやった。校内営業って言い方があかんかもしれんけど、AS・A2の担当役員のような先生がいてはって、彼に書いてもろたらもっとインパクトがあるんちゃうとの聞いてん。その先生はほんまに優秀かつ学生のことをほんまに大事にしてくれはった。やから、校内営業とはいえ、素直にその先生から色々学ばせていただきたいって気持ちも当然あった。

僕の高校ってザー普通の学校であって、先生のレベルや授業の質がバラバラやったし、学生の中にヤンキーが普通に多かったし、学校の周辺は治安が悪かった(僕の地元でもあるんやけど)から、オックスフォード大学に入れないことが当然やった。

例の先生は毎週研修のようなプログラムを開催していて、「クリエティブシンキング」などそのようなものやった。そこにお誘いをいただいてちゃんと毎週行って、毎週勉強して帰った。研修が終わってから「もっと勉強したいのでオススメの本を教えてください」と声がけし、毎週リストのようなものをいただいていて、学校の図書館から借りて読むようにしてん。正直のところで、他の勉強もある中、全部読まられんかってんねんけど、その場合はネットでサマリーをググったりして、誰かに何か聞かれても答えられるようにした。そして、授業の隙間に先生のオフィスまで行って声がけし、オススメしてくれた本の感想を共有させていただいたり、オックスフォード大学について聞いたりしていた。どっかのタイミングで先生が僕の名前を覚えてくれるようになった。

ASが終わって、成績が発表されて、推薦状を先生に書いてもらうように依頼することになったとこで、例の先生のオフィスに行ってお願いしようとしたとこで、僕が聞く前に先生に「ローソン、当然推薦状を任して。お前のやつを書いたるしかないわ」いわれてん。それで、推薦状に加えて成績を提出し、4週間後にある手紙が実家に届いてきてん。

「面接のご案内」

そんなんぼくなんてオックスフォードに呼ばれてんでって思いながら実感が全然湧かんかったけど。

日本語は簡単やと思う?

面接の2週間前ぐらいにご案内の手紙が届いてきて、準備しとらん人はせめて2週間ガリ勉する時期がある。基本的には面接期間が3日間になっていて、1日目の夜について晩ご飯を食べて寝て、2日目の朝に1個目の面接があって、3日目の朝に最後の面接がある。そのあとは自由に帰っていいって感じやった。

ぼくの場合は日本学部へ申し込んでいたから、1個目の面接は自分のキャンパスとなる「カレッジ」の面接で、日本語以外の日本関連の勉強や寮となるとこの先生との面接。2個目は日本語がメインで、日本語の先生との面接になる。それぞれの面接の内容は以下の感じやったかな

カレッジ面接

・日本史について聞かれることが多くあった。また、関連して、第二次世界大戦の話が出てから、「日本は西洋の国やと思う?」と聞かれて、思わずに「いや、東なんで」と答えてまうと「そりゃあくまでも地図をどっかから見ているかによるんちゃうの?今の質問は特に世界のどの辺にあるんかって話を聞いてないんやで」ってすごく偉いことぼいわれてん。そっから、「西洋の国とはなんぞ」と言う話に入って、当時は日本の経済が世界2位やったから、当然「西洋の国」と同じぐらいの力を持っていると言えるんちゃうって話になって、あーオックスフォードってみんなこう言う考え方なんや。スゲェーな」って思うた覚えがあう。

・日本の好きな分野→当時は日本の文学が好きやったから好きな日本の小説についても聞かれていた

・学校で頑張ったこととか将来的に研究したいこと

日本語の面接

・日本の一般的な情報について(東京はどこなん、人口はどんぐらいとか、要はほんまにオックスフォードで勉強する気があるか確認しとった気がするねんな。あう言う根本的な日本のことを調べずに面接に来る人ってすぐぽ落ちる気がする)

・英訳されている説話が出されて解釈してくださいと急にいわれてん

・急に日本人の先生に日本語で話がかけられてん。「なんで日本が好きなんですか」とか、そう言う程度やったんやけど、そもそも面接に行く前に日本語は一切でてこーへんと聞いとったから、普通にびっくりしとった。それと、その教室にいる方々って全員は日本人なのか日本語がペラペラ日本人じゃない方で、なんか4年間勉強したところのぼくの日本語が恥ずかしかってんねんな。

これでぼくの2つの面接が終わることになってん。でも、それで終われない場合もある。

プール制度ってなんなん?

普段は2つか3つ(学部による)の面接が終わったら、実家に帰って結果の発表びを待つことになる。

ただし、全体的に合格ができたが自分が申し込んだカレッジには合格ができていないため他のカレッジに「カレッジ面接」をもう一度やると言うプール制度がある。

要はオックスフォードに入学できる優勝な学生ではあるねんけど、カレッジの要員がすでに埋まってもてて、せっかくなんでまだ埋まっていない他のカレッジに打診する形。入学する人もいれば、これでもっかい落ちてま人もおる。

これでオックスフォード大学の入学プロセスの説明が終わる!

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