日本語との出会いはどんなんやったん?

日本×外国人

高校の13歳のころに始まってんねん

僕が行っとった高校は別の学校とちょっと違っていて、専攻が外国語になっていた。やから、ルールとしては2つの外国語を勉強せなあかんことになっとって、要は第二言語だけやなくて、第3言語までやらんとあかんかってん。元々は、10歳から小学校で初級レベルのフラ語を勉強しとったから、高校に入っても当然フラ語を勉強することになった。1年間が立ったところ、もう一つの言語が入ってきて、今回はドイツ語を勉強することになった。同級生が半々に分けられて、半分がドイツ語、残りの半分がスペイン語、という適当な分けかたやった。正直いうと、当日はフラ語さえ興味がなくて、ドイツ語までやる気が全くなかってん。なんでかというと、そもそも国に特に興味がなかったこともあったんやけど、全然楽しくなかった。単純な考え方やったかもしれんねんけど、フラ語って英語と超似とんねんな。

例えばなんやけど、英語のinterestingってフラ語ではintéressantになるねんな。これって誰でもわかるやん。ほぼ同じ綴りやし、パーと見たら普通に英語やと思うてしまうことは全然ありやと思うぐらい。あんまやる気がでんくて、勉強は一応したんやけど、あまり心が入っていなかったというか、それで将来的にフランスで仕事したいとかフラ語を使って仕事したいなーってならんかった。

ほな、どういう流れでフラ語・ドイツ語から日本語になったん?

これは、なんというか、ご縁があったと思うな。当時のフラ語の先生がたまたま日本語もできてて、日本語サークルを作って、僕を誘ってくださったわけやねん。学校の専攻がそもそも外国語やから、先生が校長まで話を持って行って、日本語を正式な科目にさせて欲しいねんと言ってみたところで、「学生は日本語に興味があるか全然分からへんから、とりま1年トライアルベースで日本語サークルを作ってみて、それで人数が集まったらそれで正式にやってもろてもええねんけどな」ってことになった。

そのトライアルのサークルに誘われたわけ。僕を含めて8人ぐらいやったかな。毎週の月曜日の夜16時〜17時、1時間だけで、すごい簡単な日本語を勉強しとった。今でもめっちゃ覚えてんねんけど、日本語がほんまにかっこいいなって印象がすごかってん。やっぱ、勉強せんとそもそも文字が読まられへんわけやし、秘密の言語のようなものになる。そっから、毎週ちゃんと通っていて、ちょっとずつ日本語を勉強していって、どんどん興味が深くなってきた。

実は日本を紹介してくださった先生を面接した。。。

しかも、ここでぶっちゃけた話。他の高校はどうやっていたかは分からんねんけど、先生を募集しているときに学校の校長とかだけではなく、学生にも面接官になってもらう。やっぱ、学生こそこの先生と毎日一緒にいるかもしれんから学生の意見もちゃんと聞いとこ!ってことやった。当時、僕もその面接官になる生徒の一人やった。12歳か13歳やったか覚えてないねんけど、よう分からんよね。普通に考えると、聞く質問の質がそもそもちゃうし、やる意味あるかなって思うて舞うとこもなくはないけど、やっぱ学生の直感やその先生の雰囲気をどのような受けているのかって大事やな。んで、1回しか面接官さしてもらってへんかったんやけど、振り返ってみると、面接さしてもろたんは日本語を教えて例の先生やった。

日本語を勉強し始めた時は全然気つかんかったけど、あとで思い出してみるとあの人やったんや!って。ここがご縁の話やねん。面接したあと、校長にフィードバックするねんな。この人がよかったとか、この人はちゃうと思うねんなとか、あくまでも13歳の学生やから大した話はできひんと思うねんど、正直ベースで感想を伝える形になっていた。実はその先生が面接しに来たときに、もう一人の先生の方がいいのではってフィードバックしとった。確か、僕の先生は面接時にノイズ?が多かったかな。「あの」とか「えーと」とか、それが目立っててなんかちゃうかなって。僕ってまじ厳しい13歳やったやな!って今まじ思う笑

当時僕が聞いとったのは、校長が学生の意見を優先していて、学生が選ぶ人が採用されるのは9割やと。でも、僕の場合は運が良く、もう一人の先生ではなく、日本語を紹介してくださることになる例の大好きな先生が採用されることになり、僕の人生に大きな影響をしてくれた。でも、たまに考えるねん。もしもう一人の方が採用されてたら、僕は日本語と出会っておらず、何をしてたんやろ?別のタイミングで日本語との出会いができたのかそれとも全然別の人生を送っていたかな?と。

やからいつも「なんで日本語を勉強したん?」って聞かれるときはこの話をしている。ほんまにご縁があったと思う。ご縁があって、貴重なお誘いをいただき、日本語と出会えた。先生のことは今でも感謝している。ほんまにありがとう。

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